本書は、調理器具や台所、食卓で使う商品を扱っている専門店や百貨店、GMSなどの売場がMDを組み立てるときに作成するプランを解説しています。キッチンの大・中・小分類の一例を紹介します。大分類は「調理用品」「台所用品」「清掃用品」の3つ、中分類は用途別、小分類は機能別、アイテム別にしました。ちなみに、「調理用品」の中分類は「下処理・本作業・仕上げ」の3つ、「下処理」の小分類は「切る・洗う・沸かす」など、「本作業」の小分類は「炒める・煮る・揚げる」などです。本書を読んで「調理用品・台所用品・清掃用品」の[分類別売上予算]と[什器台数]を決めます。売上の多くを占める「調理用品」の「本作業」の[分類と予算]を決めます。アイテム別ブランド別の[棚段数と什器台数]を算出します。[アイテム別型数]、[ブランド別型数]、[プライス別型数]を決めます。実践MDシリーズNo.35 【キッチンのマーチャンダイジング】 目次CHAPTER1 ターゲットの設定CHAPTER2 大・中・小分類を決める 1)キッチンの大分類 2)調理用品の中・小・小々分類 3)台所用品の中・小分類 4)清掃用品の中・小分類 5)キッチンの大・中・小分類CHAPTER3 分類別売上予算とスペース配分 1)調理用品 1.中分類「下処理」の小分類別売上予算 2.中分類「下処理」の小分類別什器台数 3.中分類「本作業」の小分類別売上予算 4.中分類「本作業」の小分類別什器台数 5.中分類「仕上げ」の小分類別売上予算 6.中分類「仕上げ」の小分類別什器台数 2)台所用品 1.台所用品の分類別売上予算 2.台所用品の分類別什器台数 3)清掃用品 1.清掃用品の分類別売上予算 2.清掃用品の分類別什器台数CHAPTER4 調理用品「本作業」の分類と予算 1)中分類「本作業」の小分類別売上予算 2)本作業の小分類「炒める」「煮る」の小々分類別売上予算 3)プライスゾーン 4)グレード別プライスゾーン 5)構成ブランドとブランド別売上予算CHAPTER5 調理用品「本作業」のアイテム別型数 1)アイテム別ブランド別の棚段数 2)棚段数と什器台数 3)アイテム別ブランド別型数 4)1型当り発注数CHAPTER6 調理用品「本作業」のプライス別型数 1)プライスゾーンの確認 2)プライス別ブランド別型数CHAPTER7 ターゲットと品揃えの整合性 1)グレードの整合性をブランドの構成比で確認する 2)グレードの整合性をプライス別型数で確認するCHAPTER8 キャラクター性と売場作りの整合性CHAPTER9 型数算出のイロハ1.売上予算から算出 1)取引条件を考慮しない例 2)委託条件で消化率を考慮した3つの例 3)買取条件でイニシャルオーダーを抑えた例2.什器台数から算出 1)パンスト売場の例 2)和食器売場の例CHAPTER10 バイヤーに不可欠な豊かな感性と科学的な思考とは 1)バイヤーには豊かな感性が必要 2)バイヤーには科学的な思考も不可欠 1.商品分類の決定は「科学」 2.データに基づいた需要の予測